人を陥れる話術。

おとなしげな女性が、
「私、あの人が怖いんですぅ」
「あの人、きついからぁ」
「あの人、厳しいからぁ」
と、言うだけで、あの人のイメージが出来上がる。
そのあの人に、後日会う事があり話をすると、
当たり前のことを言うまともな人である事がわかる。
人間関係論の中で、親子、兄妹、夫婦、友人、
弱者を装い、その言葉を発信する。
自分の立場を正当化するために、悪人を先に作れば、自ずと善人になれる。
腹が立つ事があるなら、事実だけを述べれば済む事なのに、怖い!きつい!厳しい!は自分の感情論である。
人の好き嫌いはあるし、合わないタイプもあるし、意見が違えば大げんかも結構と思っている
電車の中で、「この人、痴漢です!」と叫ばれて、何もしてないのに犯罪者になる男性の恐怖が分からないでもない。
そんな事になりたくない男性は、満員電車に乗らない、女性とは2人きりにならない等、おかしな考えになり、引きこもる。
可愛い嫁や、おとなしい老人が、自分を守るためではなく、相手を陥れるために巧みにそんな言葉を使う人が、貴方のすぐそばにいるかもしれません。
怖いー!と言う人が、本当は怖いかも。