愛したワンちゃんが、夢枕に座ってる

起きがけの夢の中、

唯一無二、「愛したワンちゃん」が、

夢枕に座ってる

 

人生の中では、

捨て犬、買い犬、数頭いたが、

その中でも、共にいた年月も長く、

特別、忘れられない犬である。

 

お腹が空くと、

私の顔のそばまで来て、

訴えて来る。

「ご飯いる?」と言うと、

笑顔?で頷く?

様に見えていたのは、「私の錯覚?」

 

犬好き、猫好きの人間は、

全て、自分側の解釈で、理解するので、

違えば、犬にも猫にも迷惑な話である。

勝手な人間は、

「悲しい時、苦しい時」には、

犬猫相手に、愚痴を聞かせ、

抱きしめて、心を癒す。

 

人間に、

「それどころや無い事が起こる」と、

犬猫どころではない、薄情な人もいる。

犬猫にしてみれば、

「死ぬまで」大好きな飼い主である。

 

そんな、

大好きなワンちゃんが、

私の顔の前まで来た。

夢の中では、人間の顔すら、

はっきりとは見えず、誰かは定かで無いが、

間違いなく、今朝の犬は、

「ゴンチャン」であった。

 

死が近づくと、

親、親戚、友人、亡くなった人たちが、

「お迎えに来ると言う」

私には、犬だったとすれば、

それもまた然り。

 

何故なら、

生前苦しめられた人間もいて、

「我欲が強く」傲慢な人、

「信頼できない」裏切り者、

「人間の心に潜む煩悩」

うんざりしていた私にとっては、

信じるものは、

「ゴンチャン」だけであった。

 

だから、

「ゴンチャン」が迎えに来てくれたなら、

私は、素直について逝く。

三途の川も渡れるし、

あの山超えて、天国までもついていく、

「お迎え」に、犬がくるとは、

私らしくて、嬉しいのである。