2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

未来の若者に希う

ボイスで打ち込めるメール。 ピントも合わせず、写る写真。 参考書や事典も引かずに出せる答え。 便利を通り越して、マジックの様な世界観。 もはや、郵便局も、写真屋も、図書館も皆無である。 そして、人間も、怠惰になる恐怖を感じる。 顔を合わせる会話…

今宵、未来と遭遇する

降る雨が、平成の悲しみを、浄化して行く。 輝かしい新元号、令和の時代に遭遇する。 喪に服さない式典である喜びに、生きて出会える奇跡が、なお感動を呼ぶ。 幸せと不幸せが混在した平成も、間も無く幕を閉じる。 短かきもあり、長かった30年を振り返れ…

還暦からのスタート

「これからは、美味しいもん食べて、行きたいとこへ行って、のんびりさせてもらうわ」 還暦を越えて、ほぼ人生の大半を終えた人たちの言葉である。 というのは、昔の年寄りの言葉である。 今の60代は、赤いチャンチャンコどころか、真っ赤なドレスに身を包…

窓口のお姉さんはいなくなる

現場から、人が消えている。 ある日、突然、銀行の窓口業務のスペースが半分になり、ズラッート並んでいた女性社員が消えた。 大きな、ホームセンターやスーパーに行くと、 レジカウンターが減り、その代わりにセルフレジが出来て、お客さんたちがレジ操作。…

令和ムードの中で

もはや、日本国中「令和ムード」で満載である。 ゴールデンウィークと重なり、より一層盛り上がり、楽しい上におめでたい! しかし珍しい国である。 どこの国に行っても、国のすべての公的機関や銀行業務が、10日間全面ストップする国はない。 ATMだけ…

ちゃんとした人

関西弁? 関西人の会話で、よく登場する人物である。 特におばちゃん達の噂話の中で、 「ちゃんとした家で、ちゃんとした人やけど、 不倫で離婚しはったらしいわ!」 めちゃくちゃな会話ではあるが、みんなには通じるから不思議である。 「ちゃんとした人」…

このまま死んでいいの?

朝から、ふと、 「本当は、私は、どんな風に生きたかったんやろ?」 と、うっとおしいことが、頭に浮かぶ。 周りにいる同じ年代の人たちを見渡せば、 まあ、勝ち組が多い。 「私なんか、普通の人生よ!」 と言いながら、夫は一流企業か、経営者。 子供は、平…

女性の時代が到来する

昭和、平成、令和と三つの時代を越えるほど長生きをした。 その節目に、それほど身の引き締まる思いもなく、淡々と過ごして来たが、振り返れば、 人生の明暗が浮かんで来る。 若く、希望に満ちたエネルギッシュな昭和の時代。 家族、仕事、経済の問題に翻弄…

食事療法に挑戦

自宅で、完璧な食事療法が出来ることなど、 信じてはいなかったが、一度、どこまで出来るか、試してみたいとふと思った。 血液検査のデータは、ごまかしはできないので、明らかに「高脂血症」と認めざるを得ない。 高齢者に運動と食事療法を進めていた私とし…

とっくに老化は始まってる。

「オシッコの時間が、30秒以上かかると、老化現象です」 ネットの医療配信で、書いてあった。 いつの頃からかは、分からないが、確かに時間がかかるようになった。 「えっー!もう終わったん?」 と言われるくらい、若い頃は、チャッチャと済ませていた。 …

家族しか止めれない事がある

朝、眼が覚めると、ベッド脇にあるテレビをつける。 独居老人にとっては、唯一の情報源であり、寂しい部屋の中に、音が広がり安心する。 私にとっては、時間の確認と、もう一つは、どこかで震災や大きな事件が起こってないかの為である。 それくらい、最近は…

スイーツの思い出

最近の若い女の子達を羨ましいと思うのは、豊富なスイーツである。 昔は、スイーツ専門店などなく、喫茶店のメニューにショートケーキやホットケーキがあったくらいである。 今は、ありとあらゆるスイーツショップがあり、ネットで調べれば、すぐに食べに行…

婆さんのブログ

春からスタートのつもりで始めたブログが、 一年を越えた。 プリントアウトしたら、1000題近くあり、 本人もびっくり。 声こそ出していないが、なんとお喋りな日記である。 物忘れ及び老化により、自分の考えていることや経験したことが飛び散って行くの…

コンプレックスは沢山ある。

「ブスでも幸せになれる」 本が、出ているらしい。 なんと失礼な本だなと思ってしまった。 幸せにはなれない前提条件のように聞こえ、著者は、ご自分のことを謙遜して言われてるとは思うが、結局は、 「必死の努力で、幸せになりました!」 と言う話。 世間…

年寄りは言うこと聞かへん。

夜、寝る前に3杯分くらいのコーヒーを立てて、冷蔵庫に冷やしておく。 次の日は、喉が乾けば、たっぷりのミルクを入れて、アイスカフェラテがいつでも飲める。 置けば、酸化するとか、カフェインの取りすぎとか言われているが、今更とか思いながら好きにして…

取り返しがつかない事。

朝から、高齢者の運転事故のニュースが、流れている。 年齢87歳! なんと、この歳で運転するか!とびっくりするが、考えてみれば、私の周りも後期高齢者(75歳以上)が、当たり前のように運転している。 私たちの時代は、早い人で16歳から軽自動車の免…

親を嫌いな人もいる。

父は、死の瞬間まで、丈夫な人であった。 大正6年生まれ、96歳で永眠。 元軍人で、自ら志願したくらいなので、かなりの出世はしたらしく、綺麗な箱の中に数々の勲章が並んでいた。 戦争に行って、初めて鉄砲の弾が、胸を貫通したが、一命を取り留め、その…

幸せの珈琲

芦屋大丸の改装に伴い、UCCコーヒーショップがなくなってからは、もっぱら、コープの中にあるHOLLYSCAFEが、お気に入りである。 ひっそりと、目立たない小さなお店だったが、通い出すと、なかなか魅力的なことに気づきだしている。 まず、流れる音…

有給休暇を自由に取ろう。

振り返れば、働いている時に、有給休暇を取ったことはあったかしらと思うほど、日本は個人的に休暇を取ることに抵抗がある。 お盆や、正月休みなど、集団で休みを取るのは堂々と休むが、個人的に冠婚葬祭以外での休みは、肩身がせまいし、出世にも響くと思う…

心の病は、治るの?

まだ、心療内科専門の開業医がいなかった頃、 体調がおかしくて、内科のお医者様に診察に行ったら、 「自律神経失調症ですね」 と言われて、安定剤を処方された。 ホルモンのバランスが崩れてるのかくらいで、それほど気にもせず、10数年が経った頃、 突然…

お婆ちゃんも昔は女

もう、時効になるほどの年月が過ぎているので、良い思い出に変化してると思う。 世の中が、バブリーだった頃、夫は企業戦士で、会社のため、国のために、朝から、夜中まで死ぬほど働いていた時期であった。 そんな頃の妻は、お給料も潤沢にあてがわれ、ほと…

ノートルダム寺院の十字架

形あるものは、いつかは無くなると言われて来た。 しかし、ノートルダム寺院の様な歴史的建造物は、壊れようが、焼けてしまおうが、どんなことをしても修復する。 1000年の時を経て、フランスのシンボルだけではなく、もはや、ただの建造物ではない。 宗…

大人げない大人

「大人げないなぁ」 冷ややかな声で、小学生くらいの男の子が、呟いた。 麗らかな春の市民グラウンドのテニスコート。 数人のジュニア達を相手に、ボールを送るレッスン中の出来事である。 若いコーチが、子供達の群れの中に、ものすごいスピードで、最後の…

人生はあっという間

60歳、還暦を越える時は、意外と簡単に、ひょいと一跨ぎする。 周りは、 「とうとう、赤いちゃんちゃんこやねー!」 とか、冷やかすが、本人はさほど応えてはいないのである。 まだまだいける! 足腰はやられてはいないし、容姿も、化粧とファッションしだ…

素直になれたら。

「俺なんか、いつ死んでもいいんや!」 神様に横柄な言葉を吐く人は、本当に死ぬのです。 医者の言うことも、家族の言うことも、ヘルパーさんの言うことも聞かず、 「ほっといてくれ!何にもしていらん!」 ベットの上で、腕組みして足を組んで、偉そうに叫…

綺麗な人

最近は、綺麗な人が多い。 女性に生まれてきたからには、誰もが綺麗に産まれたいと願ったはずである。 しかしながら、私も含めてそうは問屋が卸さないのである。 「なんで、私をこんな顔に産んだの?!」 と親を攻めたとて、両親の顔を見れば諦めざるを得な…

時代の境界線

まだ、足元に寒さは残っているが、すっかり日差しは春になった。 季節の移り変わりは、行きつ戻りつでゆっくりであるが、何故か、一週間は早い! 瞬き一瞬で、土曜日がやって来る。 まさか、私だけがスピードが速いわけはないだろうが、12時間X7日の様に…

困らせている人が困っている。

仕事柄、相談がよく来る。 紹介者はいるが、全く面識はない。 困ってるので、すぐ会うことにはなる。 時間を置けない話である。 いきなり、弁護士や警察に行くような話ではないが、必ず、話の中の被害者加害者が、登場する。 相談に来られるのは、大概、困っ…

人は変わらない

「こんなこと、今までで初めて!」 こんな言葉を、最近はよく聞く様になった。 満開の桜に、雪が降ることも、政治家たちが、耳を疑う言葉を言うのも、大相撲の親方がストライキするのも、びっくりである。 一瞬は「えっ!」と驚くが、 「へぇ~」と、受け止…

住まいは最上階

出来るだけ高いところがいい。 バカとなんとかは高いところが好きと言われても、致し方ない。 マンションに住むならば、最上階。 最低5階はあってほしい。 出来るだけ、太陽や月や星に近づきたい。 たとえ、どんなに狭い部屋であっても、窓から見える景色は…